チューバを修理した~ヤフオク行き予定 | 頑固不器用ワンパターン

チューバを修理した~ヤフオク行き予定

20年ほど前に「お前はこの楽器を吹け」と与えられ、数回の本番舞台を踏んだっきり保管してあったチューバが我が家にあります。これだけ長く誰からも呼ばれずに眠っていたのだから、もうなかったことにしても怒られることはないでしょう。

 

ということでヤフオク出品を企むことにしたのですが、ここで一つ気がかりなことが。

マウスピースから40㎝程のところに2つある小豆大の凹みです。2つ上のドを出そうとするときにシbに引っかかってしまうのはこの凹みが原因のようなのです。

ひとつはとかげの目のような形をした凹みで、もうひとつはその左上にあるクシャっとした折れ目です。

これをさりげなく隠して売ることもできるけど、「楽器」を出品するからにはちゃんと演奏できるものにしたいものです。

 

ネットでマウスピース管の曲がった途中にできた凹みを直す方法について調べたところ、何万円もする工具セットを買うしかないとわかりました。修理を仕事にしている人は工具を自作する人もいるようです。

 

さてどうしたものかと悩み、自分も自作工具で乗り切れないのかと考えて、考え抜いて思いつきました。

管の内径よりちょっとだけ小さい玉に紐を通し、両端を縛って動けなくしました。

紐の端を管にくぐらせて、紐をリードにして玉を管の中に導きます。

玉が凹みのところにくるとそれ以上紐を手繰れなくなるので、力を込めて紐をひっぱります。

すると玉の直径分だけ凹みが戻るという仕組みです。

 

作戦は大成功でした♪

緑の細線で囲わなければ分からないくらいまで凹みが小さくなりました。

玉を管の内径ぎりぎりまで太らせるために、梱包用テープを何重かに巻きました。

テープを一巻きすると0.1mm増える計算になります。

 

ここまで直って音出しをしてみると、とてもスムーズに低音から高音まで音階を鳴らすことができました。これで安心して次の人に嫁がせることができます。