ポルトガルの護岸工法に日本の城壁を見た
テレビを見てて、ポルトガルの海岸線の美しさに目を奪われました。
一体どこがどうなってこんなに綺麗なのだろうかと、身を乗り出して画面に集中しました。
海岸沿いに複線の線路があって、遊歩道があって、、、護岸は、、何だこりゃ?
緩やかな曲線で仕上げられた天然石が積まれています。こんなの見たことない。
日本で似たような風景の画像を探してみました。
消波ブロックとかテトラポッドと呼ばれているコンクリートの塊が無造作に積まれている。
富士山の画像なんか、海岸線が全部こいつで埋め尽くされて、まるでフジツボのようです。
その効果が絶大であることは普及度合いを見れば一目瞭然です。ネットを検索すれば無限に近く出てきます。
しかし景観保護まで意識したものは見当たりません。
多分小分けにした公共事業予算で施工されているので、長い海岸線を統括された景観コンセプトで施工するなんて発想が無いんだろうな。
美しいポルトガルの護岸に憧れます。
これを見ただけで生活のスロー度合いが分かる気がします。
日本だって江戸時代までは美しい石積をしてたのにねえ。