中出六太郎の塗装 | 頑固不器用ワンパターン

中出六太郎の塗装

16年前に書いてますが、愛用しているクラシックギターの名前が中出六太郎といいますww

 

(上記リンク記事に書いてありますが)当時リペアに出して、全塗装だったら30万円と言われたことと、高級ギター販売店のお兄さんに「六太郎は低音が弱いでしょ」と言われたことがそれ以後ず~~~~~っと頭の片隅に残っていました。

 

そして今、リペイントを自分でやることに決めました。

16年かけて知識を蓄え続け、特に途中で登場したyoutubeのお助けは大きく、もうスタートを切っても大丈夫だろうというところまでイメージトレーニングが出来上がりました。

音色に強く影響を与え、お客さんから見えるところということで、トップ面だけまずやってみることにしました。

 

今日はまず旧い塗装を1/4ほど剥がしました。画像で見るとボディの右上だけ色が白っぽくなっているのがわかります。

昨日試しにアセトンで溶かしながら拭き取ってみたんだけど、木の表面の細かい凸凹から完全に拭い取ることができなかったので、今日はステンレスの150㎜物差しをスクレーパー替わりにしてみた。これが正解でした。両手で持って中央近辺を少しベンドさせて、凸側でちょりちょりちょりちょりと旧い塗装に当てていくと、少しずつ削れてくれます。

 

このスクレーパーテクニックはかつてフェンダーカスタムショップにまだJ.W.BlackやJohn Englishがいた頃、工場見学ビデオを見た時、ネックシェイプの整形などにガラスプレパラートを使って木を少しずつ削っていくというテクニックを目にしていたのを思い出したのでした。

最近読んだ記事でもラッカー塗装は剝がしやすいので、ヨーロッパでは100年単位の古い家具を何十年単位で何度も何度も剥がしては塗り直すということを繰り返し、それによって味わいが深まるとあったので、あまり難しく考えずにザクっと作業してみたら正解だったという感じです。

 

また動きがあったら記事にしましょう。