躁転記念に買ったギターは・・・・・・ | 頑固不器用ワンパターン

躁転記念に買ったギターは・・・・・・

茶木と言うメーカーは今はもうないんだけど、日本のギター製作の歴史の上では欠かすことができない存在なのです。

 

1974年まで茶木弦楽器製造会社のエレキギター担当は辻四郎という方でした。同氏はこののち独立されて工房を構えることになり、日本を代表するジャズスタイルギター製作の第一人者となっていきます。

 

さて、ボクの躁転をきっかけにして我が家へ流れ着いた茶木のギター。上に書いたような経緯は後から調べてわかりました。そうなってくるとボクのギターは辻氏が手掛けたものであるかどうかが気になります。

 

楽器に残された唯一のエビデンスはこの銘版だけなので、辻氏の工房HPから「茶木P-4Mのs/n000655は貴方が作られたものですか?」とダメ元で問い合わせてみました。すると意外なことにすぐにお返事をくださり「シリアルナンバーでは分からないので、ギターの写真を、細かいところまでわかるものを何枚も送ってほしい。」と乗り気のご様子。

そこで写真を10枚くらい送って差し上げたところ、翌日に直接電話をくださいました。これは間違いなく自分が製作したものであるとのことでした。神と会話すること5分。ややややや~~辻四郎の新品は現在ウン十万円もするのだけど、これはその50年もののビンテージですよ。。。。ということはウン十万円+αの値札が付くのか??

 

ギブソンのレンファーガソン、フェンダーのジェイWブラック、ジョンイングリッシュ、ジーンベイカーといった人たちが作った楽器はギブソンやフェンダーのブランドで売られてもプレミアが付いて取引されている。今回の状況も同じではないのか??

なんだか夢のある話になってきたね。