頑固不器用ワンパターン -172ページ目

愛知博

今が旬の愛知博に行ってきました。

愛知博で音楽ネタ?? と思われるかも知れませんが、ちゃんとあるんです、秘蔵のネタが(笑)

robot



この画像、ロボットがトランペットを吹いています。

実は、ボクの知合いが愛知博の開会イベントでトランペットを吹くはずだったのですが、
直前になって、このロボットにその座を奪われたんだそうです。
スポンサー企業の強みですね。

果たしてロボットの腕がどのくらいであったのかは、未だに謎であります。

ロシア聖教

難解そうなタイトルでしょ?(笑)
でも宗教の話ではないんです。
ちょっと身近な音楽関連社会問題が耳に入ったので、ご紹介します。

妻のPTA友だちのご親戚が、となり町にお住いだそうです。
近所にロシア聖教の教会があるのだけど、そこからきもちの悪い念仏のような声が聞こえて来る、というので周囲の住民が「アブナイ宗教なんじゃないか??」と、排斥運動を起こしかねないムードになっているというのです。
そこの教会員は7人しか居ないので、それ程大きな脅威にはなっていない様です。

その話を聞いて、ボクは「あぁ、『気持ちの悪い念仏』になっちゃってるのか。7人じゃ無理もないな。」と、即座に事情を理解しました。

ロシア聖教とは、お茶の水にあるニコライ堂が日本の総本山となる、キリスト教の一宗派です。
ボクの親戚にも、この教会に通う人がいます。

seikyou
この教会では全ての儀式は、伴奏が無い4部合唱に乗せて執り行われます。
伴奏が無いというところが大変でして、音楽の訓練を積まないとこの合唱をこなすのは無理に等しいことです。
今これを読んでくださっているあなたも、中学の音楽の時間に2部または3部の合唱をやったことがあると思いますが、ピアノ伴奏があっても簡単ではなかったでしょ?

ボクのおじいちゃんとおじさんの葬儀はロシア聖教式でした。
葬儀も全部合唱だけで執り行われます。幸い親戚中に音楽好きが居ますので、20人位で盛大に歌ってあげることができました。

この葬儀には後日談があります。
葬儀を司ってくださった神父が、「是非、法事は自分の教会に来てやってほしい」と言うのです。その訳は、「葬儀の時の合唱がとても良かったので、自分の教会の会員に『こういう風に歌うものなんだよ』とお手本を聞かせてあげて欲しい。」ということだったのです。行ってみると、その教会の会員数は10人程でした。

ここまで書けば、冒頭の教会で何が起きているか、お分かりだと思います。
そう、多分、7人で合唱している聖歌が、残念ながら音痴で、外から聞くと音楽になっていないのだと思います。下手なカラオケでも、伴奏は音楽に聞こえますが、伴奏なし合唱で音痴ということは、マッタク音楽に聞こえないわけですから、、、、

さて、事情はこのように分ったのですが、この問題を解決するのは容易ではありませんね。騒音問題から怪しい宗教団体と勝手に勘ぐられてしまって、、、、、
歌っている当人達は、一生懸命なんだと思います。その想いが周囲の住民には伝わらなくて、もどかしいことでしょう。
ボクも他人事とは思えない位、心が痛みます。

がんばって練習を積まれ、上達されることを祈るばかりです。

ボクとM.S.さん

来週のライブに向けて、今日もリハーサルしてきました。

とにかく伴奏楽器が1台だけってーのは、きついです。。。(汗)

今回は主にジャズをやります。
通常ジャズのボーカルものは、ピアノ+ドラムス+ベースのピアノトリオと呼ばれる編成が主体で、これにサックスやギターが飾りで入るというのが一般的なんです。
この編成だと、誰が演奏しても、楽器構成音からしてだいたいジャズっぽくなるんで、まぁ演奏する方も聴く方も安心感があります。
歌う人も大船に乗った気持ちというか、まぁラクチンなのであります。

だけどピアノトリオを主体にするには色々欠点があります。
・ どれも楽器が大きくて重たい。さすがにピアノだけは運べません。
・ メンバーをそろえるのが大変。アマチュアは特にそうです。
・ ギャラの取り分が減る。均等頭割りが原則なので、。
・ ありきたりの編成なので飽きられている。既にジャズは斜陽の音楽です。

こんな問題を解決するにはどうすれば良いか、ボクもM.S.さんも前々から悩んでいました。
結論を言ってしまえば、今回のデュオライブという形なのですが、既存の枠を破るにはやっぱり勇気が必要でした。
伴奏がボク一人というのも勇気が要りますし、歌う方もバック任せにできない真剣勝負になります。

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思い起こせばおととしの10月です。
楽器フェア(つまり展示会)がパシフィコ横浜でありました。この会場でボクのギターとM.S.さんのボーカルともう一人パーカッションに入ってもらって、ノリの良い曲を4曲ほど演奏したことがありました。

megP
荒削りな演奏でしたけど、『あー、ピアノトリオじゃなくても、なんとかなるものなんだな』と先が見えた気がしました。
この時から、いつかデュオでライブを一本埋めてみたいという目標が定まっていた様に思います。

あれからもう1年半経ちますから、ものごとには時期ってものがあるな、と感じる今日この頃です。
ボクももう歳ですね。

業務用楽器??

今日は楽器のことを書きましょう。
楽器って本当に種類が多いですよね。
音楽に興味が無い人の中には、オーケストラ編成の楽器を全部言えない人もいるでしょうし、良く考えてみると、ボクもバイオリンとビオラの違いをはっきり言えない(笑)
実物を見れば分りますけどね、、(苦笑)

ところで、楽器って業務用と家庭用の区別が無い、珍しい製品だと思います。
厨房設備しかり、クレーン車を下駄代わりにするひともいないし、ファックスだってそうだし、コンピュータやカメラもそう。建築物だってマンションとオフィスビルがあるし、、洋服だって制服が業務用と言えるかな? 
楽器以外だったら大抵は業務用がありますね。

楽器には業務用と家庭用の区別が無いので、アマチュアの方がプロより高価な楽器を持っているということもあります。
でも同じ楽器だったら、やっぱりプロの方が良い音を出します。
ボクの師匠が出す音に、やっぱりボクはかなわない。

業務用が無いので、プロもアマも楽器を買う時、どうしても迷います。「本当にこれは自分にフィットした楽器であり、この値段で買うことは自分にとってリーズナブルなのだろうか」と、、、
でもやっぱり高価な楽器は、良い音がして演奏もしやすいです。
一番高いのが買えるなら、それを買うのが一番ということだけは、はっきりしています。
業務用とは表現しないけど、一番高いのなら間違いはありません。

ボクのギターですか?
一番高いのじゃありません(笑)
 

世界の共通語

「音楽は世界の共通語」と言われますが、これは本当のことです。

学問的に見ると、世界中に個別に生まれた土着の音楽は、どれも同じ音階で出来ています。
噛み砕いて言うと、日本人の私たちが、世界のどの地域の音楽を聞いても、ちゃんと音楽に聞こえるということです。
これはつまり、共通の音階がDNAに既に書かれていて、人間の脳には必ず音階が分る仕組みが、生まれながらに備わっているということです。

なーんて、堅苦しいこと書いちゃって、もっと楽しいお話をしましょう。
このテーマでボクの実体験を書きましょう。

ある日、仕事で、アメリカ黒人が職場にやってきました。言っておきますけど、ボクの学校生活上、英語テストは常に赤点でした。
そのアメリカ人は朝から職場にやって来て、会議室にこもって一日掛けて経営戦略的な難解な打ち合わせをしなくてはならなかったのです。しかし赤点小僧のボクが相手ですから、進捗は推して知るべし。そもそも初対面ですから、英語や仕事がどうのと言う前に、お互い宇宙人を相手にしているような雰囲気でした(笑)

そうこうしているうちに、お昼の時間となりました。近所の中華料理屋に連れていき、メニューを説明してあげてオーダーした時、ようやくお互い相手は人間であると認めたな、と感じましたよ、ホントに、、。

食べ終わって社に戻って、少し仲良くなったので、ボクの職場を案内してあげました。
その頃の上司は、やはり音楽好きだったので、ギターが2本置いてありました。
件のアメリカ人はそれを目ざとくみつけ、「これはお前が弾くのか?」と言うので「おぬしもやるのだな?」と返すと、早速セッションが始まりました。
ボクは歌はダメなのですが、彼はギターよりむしろ歌の方が得意な様子。サンタナのブラックマジックウーマンを歌い始めました。

santana
(ブラックマジックウーマンが入っている「天の守護神」のジャケットです)

さすが黒人パワーと言うのか、彼の歌は上手かった。こっちも乗せ甲斐がありました。熱唱に続いてボクもアドリブを熱演。。これをまた、彼は気に入ってくれました。

程なくして昼休みは終わり、再び会議室にもどったのですが、今度は打ち合わせがはかどるはかどる。。。
ボクの英語力がサンタナの曲で増強されたはずはなく、どう考えても音楽によるコミュニケーションが言語を凌駕したとしか思えない展開でした。

人間、心が通じてしまえば、大抵の事は何とかなると、この時確信しました。
やっぱり音楽が世界共通語だったんです。

冬ソナ

このページの読者になってくださった、duniaさんも冬ソナにはまったとおっしゃるので、
ハングル語を知らなくても歌える、冬ソナ主題歌の歌詞を掲載しちゃいましょう(笑)
みなさん、声に出して歌ってくださいね。
ご希望があれば、出張伴奏いたします(爆)

fuyusona


前奏(8小節)

目がうすうす 今晩こ  ひじゅん 久留須をターボ

商売 熊なら こんな状態でし

しょんまい りしょぼり ぽしこ たしんブスはたんにょ

なりちゃこりに ノーイェー もう伝言

※)
根が お越しプ-でマダム ナリ 裏貼り ゲ マンデリが

金が 棚田なー イェンって言ってんの のナイス OK 万田ァ伝言

荷が お越しプ-でマダム 色気 無駄シャバ イブマニか

羽振り 異種ダコ エルサド ヒジョッソ OK兄か


間奏(16小節)


しょんまい りしょぼり ぽしこ たしんブスはたんにょ

なりちゃこりに ノーイェー もう伝言

※)繰り返し


棚さ噛む サラン ハムの見とる 

半田 ニールセン銃 ナンチャー マイノーラ層

※)繰り返し


おあとがよろしいようで。。。

練習練習

バードランドの子守り歌
ラヴィン・ユウ
恋人よ我に帰れ
ラヴ・フォー・セール
最初から今日まで(テレビドラマ「冬のソナタ」主題歌)
クライ・ミ-・ア・リヴァー
オール・オヴ・ミー
枯葉

以上、今日手掛けた曲。
27日のライブに向けて、練習練習。

この日のライブで歌ってくれるボーカルのM.S.さんは、若かりし頃、遊園地の特設ステージで「○□マンショー」の司会や、歌謡ショーなどをやっていたそうです。
「○□マン、助けて~~!」なんて言ってたんですって(笑)
今で言えばモ-娘に相当するユニットも組んでいて、高校に入学する直前には丸八真綿のコマーシャルで、ジェシー高見山と共演すると言う話まで持ち上がったんだそうです。
でも高校の校則でマスコミへの露出は厳禁だったもんで、そのコマーシャルは幻に終わったとか、、、。

takamiyama



高校卒業後はナレーターコンパニオンとして、幕張メッセで稼ぎまくったり、ちょっと年がいってからは結婚式の司会もやってたそうな。
そろそろお葬式の司会もやれば?? とこないだもバカ話しを致しました(笑)

こんな具合に頼もしい経歴の持ち主なんで、歌はとても上手です。というか、完全にプロ級です。
アマチュアのボクが、歌の邪魔をしないように伴奏するって、、難しいです。
だから、練習練習、、、っと。

今日のCD「クアルテート・エン・シー」

レコード屋さんに行くと、レコードがジャンル分けされています。
今流行りのCDを買にくる人には、便利なシステムだと思います。
でもジャンル分けって普遍的なものではないので、長いこと音楽を楽しんでいると煩わしくなることもありますね。

例えばボクが少年だった頃は、「ロック」の一言で用が済んだのですが、その後多岐に分別されるようになって、ヘビメタ/パンク/AOR/グラムetc.と沢山に別れてしまいました。
ボクが物心付く前などは、海外のクラシックではない音楽は、全部「ジャズ」コーナーに置かれていた時代もあったようです。

さて今日のCDは、レコード屋さんでは「ボサノバ」に分類されています。
ブラジルの4人姉妹のコーラスグループです。
歌っている作品を手掛けたのが、アントニオ・カルロス・ジョビンやヴィニシウス・ジ・モラエスであり、この方たちがゲスト参加していることから、「ボサノバ」に分類されているようです。
でもこの音楽は、音楽理論で言うボサノバのフォーマットには収まっていません。

emcy



ブラジルって、おおらかな国なんだろうなと思わせる、伸び伸びした歌に、何度聴いてもウキウキさせられてしまいます。
1曲目のイントロが、完全な盗作であることがバレバレなところからして、ブラジルっておおらかなんだなって思います。

悲しい体験


音楽のことを書いていく上で、避けられない、いずれは書かなくてはならない、けっこう重たいテーマがあります。それは『人間関係』です。

アマチュアが音楽を楽しもうとする場合、同じアマチュア音楽愛好者と活動する訳です。バンドを組むと言ったり、ユニットを作ると表現したり、オケに入るということもあります。
とにかく、アマチュア同士ですから、基本的には遊びな訳です。
プロだったら譜面通りに上手にパフォーマンスする人が、良い演奏者ですけど、アマチュアは様々なレベルや思い入れの人が寄り集まって活動する訳です。

また、スポーツと違って老若男女入交じって、というかそういう障壁が小さいことも音楽愛好家集団の特長であります。
あ~、テーマが重たいと、文体も硬いなぁ、、、

ステレオタイプな表現は止めて、ボクが体験した人間関係のことを書いてしまいましょう。
簡単に言うと、このネタって、書くのに気が重いンです。でも避けて通れないんだな、これが、、、。

その人は12歳年下の独身女性でした。高校を出て、音楽専門学校に入った時から、「人生の伴侶とは音楽で結ばれたい!」と強く想い続けていたそうです。
もうお分かりですかね、、、。

そうなんです。この女性、あろうことか妻子持ちのボクに恋をしてくれちゃったんです。
ある日リハーサルのあと、飲んでもいないのに「もしtwagroさんが独身だったら、私から結婚を申し込むわ」と言われました。

このとき活動していたユニットは、独創的で創造的で、メンバーの技量も拮抗していて、テクニックの曖昧さを凌駕する独特の雰囲気を持った素晴らしい演奏ができていました。演奏している当人達も夢見心地ですし、ライブをやればリピーターが付いて来て、音楽をやっていて本当に良かったというものでした。

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(そのユニットの音をイメージした画像です)

彼女の中では、音楽の素晴らしさと、恋愛に憧れる乙女心が混線してしまったのですね。

悲しいことですけど、ボクは彼女の期待に応える訳にはいかない、家庭事情??がありました。既に子どももいる訳で、いくら妻より十歳以上若いキレイなスタイル抜群の女性の申し出とは言え、人生を完全に塗り直すことはできません。

最高の音楽を奏でていたこのユニットは、解散するしかありませんでした。

このユニットが解散することで、大きな空洞がボクの心の中にできました。
過去最高の音楽を失ったからです。そして、多分あの時の音楽を超えることは、これからも無いだろうと思うのです。
また彼女はそれ以来、音楽を辞めてしまったようなのです。これもボクには堪えます。お互いの人生を重ねることは出来なかったにしても、音楽は続けてほしかった。あのユニットで音楽は成就したのに、恋愛は成就しなかったということなのでしょうかね。悲しい話です。

あの時ライブに来てくれた友人達とは、今も活動しています。
皆、アマチュアであれだけ独創的な空間が作れたら本望だという感覚を共有した訳です。
もしかしたら、いつかあのユニットを超える音楽を奏でられるかもしれない、、と夢を見て、ボクの音楽は続いていきます。

  

プチ練習

今月27日(水)に松戸でライブが入っています。
ボーカルのM.S.さんとのデュオです。
前々からこのデュオでのライブをやってみたかったのですが、ようやく実現の運びとなりました。
今日はそれに向けて3曲ばかりおさらいしました。No more blues、Summer timeそしてMistyです。

score



彼女とは年中あれこれ一緒に活動していますので、息はまあ合うのですが、ギター一本で全てを受け止めるには、やはり「芸」が必要でして、、、これは結構プレッシャーです。
しかしやると決めた以上、やらねばなりません。 これはまさに冒険であります。

音楽にあまり縁が無い方の為に解説をしますと、、、
音楽の3要素は、メロディー/リズム/ハーモニーだって、どこかで聞いたことあると思います。
歌手がメロディーを歌っている時は、ギターはリズムとハーモニーを担当しています。
このときはお客さんも歌を聞いていますし、ギターと言う楽器の性質上リズムとハーモニーを担当するのは楽なんです。
でも、イントロや間奏はギター1本で全部やらなくちゃならない。
これが大変なんです!!

ひとりでさっきの3要素を満たすのは、実はボクの実力ではちょっと無理なんです(笑)
そこで、如何にしてごまかすか、、、今日はそれを練習したのであります(爆)
実力でまかなえない分、気合いで「芸」をするのであります。
つまり、真剣味とか迫力でその場を乗り切るのです。これがライブの良いところです。
だから後で録音を聞くと、3要素が揃っていないので何だかパッとしないのですが、生演奏中は、パフォーマンスで乗り切っちゃうと言う訳です(笑)

(笑)なんて書いてますけど、イントロでは曲のムードを作らなくちゃならないし、間奏も又しかり。
責任重大なのであります。

ボーカルとのデュオをライブでやるのは初体験。
何ごとも挑戦あるのみです!!