頑固不器用ワンパターン -3ページ目

UA-25EX パソコンに音を録音する機械を修理した

デジタルオーディオインターフェースとかA/Dコンバータとか色々な呼び名がありますけど、パソコンにマイクやエレキギターなどをつないで録音したり放送したりする機械です。

 

ちょいと縁あってコロナリモート環境でセッションをしましょうというお誘いを頂いたのです。

それに参加するにはこの機械が必要なのでメルカリで中古品を仕入れたのだけど、どうも動きが不安定で、壊れている訳ではないけど変という動作をしている。

一度は「掴まされたか、、」と思ったけど、とりあえず中を見ましょうと修理モードに切り替わって分解開始。

 

 

数カ所コネクター配線してあったので、そこの接触が良くなるように外して戻してを順に繰り返してあげた。

その他部品がパンクしていないかを目視チェック。

パンクと言うのは過熱膨張で部品が腫れてしまうことを言います。

 

パンクした部品は無かったので、基盤裸のままUSBをパソコンにつないでみました。

するとどうやら正常に動き出した模様です。

 

箱を元通りに組み立てて修理完了です♪

 

中出六太郎の塗装が終わった

先日発作的に塗装を剥がしはじめちゃった中出六太郎ですが、無事に再塗装を終えて試し弾きも済ませました。

激しく痛んでいたトップのみをラッカーで仕上げました。

元からあった傷を消し去ろうと思うと薄い木を更に削らないとならなくて、穴が開いちゃいそうでこわかったので、そのまま上から塗りました。だから古傷は残ったままの強面になりました。

 

写真では分からないけど、塗装ムラが激しく出ています。

youtubeで見ただけでは塗装技術はぬすめませんでした。 

 

最初はフレンチポリッシュに挑戦したけど全然前進する気配が感じられなかった(もちろん間違えたことをやっていた)ので、スプレー塗装に切り替えたんだけど、これもガンの使いこなしが難しくてピシッとした塗面を出すには至らなかった。

 

でもまあ目的としたシェラックの薄塗りは実現できたので、残りの人生はこれでいくことに決めました。

デジイチ絶命

うちのD70、メモリーカードがちゃんと読めなくなっちゃいました。

写真中央のオレンジ色のビラビラした感じの奴、メモリーカードとメイン基板をつないでいるフラットケーブルなんだけど、こいつのコネクターがプラスチック製で経年劣化により弾力を失い、接触不良を招いたという感じです。

自分で直せるかと思ったけど、無理してもすぐにダメになる可能性が高いと判断し、修理断念しました。

もう16年も使ったからいいよね。

一年以上前から何となく不安定感を漂わせていたので、はっきり絶命宣言を出してくれてありがとうという感じです。

 

これで心置きなく次のカメラ選びが出来るってものです♪ 

 

 

 

 

 

ブルーの代替え商品が出てた

サントリーブルーが生産終了して、代わりのデイリービールをどうしようかと困っていたのですが、同じサントリーから金麦エールとして復活してくれました。

 

成分を細かく見ると全く同じではないことはわかるけど、エールタイプという言葉を信じて2ダースボックスを注文してみました。

日本のビールのデファクトスタンダードは長いことキリンラガーだったので、コクを重視するユーザーが未だに多いのだと思います。でも香りや味も重要な要素です。

今回の金麦エールも夏限定となっていますけど、そんなこと言わないでレギュラー商品にしてもらいたいものです。

 

ちなみにアッパークラスのプレミアムモルツシリーズにはエール系が4種類もラインナップされているんですよ。高くて一つしか飲んだことないけど、、、、、、

 

なんとか日本でも「香り」系がブームになってもらいたいものです。

 

 

 

躁転が続くよどこまでも♪

5月29日が診察日だったんだけど、あまりにも長く鬱からあがってこないことに先生は業を煮やし、エビリファイというクスリを処方してきた。

初めてのクスリだったけど、ボクもやけくそになるほど長い鬱には辟易としてたので、何のためらいもなく言われた通りに飲み始めたのだった。

 

そうしたらものすごく効くのですよ、このエビリファイは。そのまま飲み続けるのは躁転が悪化?しそうなので、一錠を包丁で割って服用しています。

ネット情報では離脱で苦しむ記事が散見されたので、すこしずつ削りながら適量を探っています。今は丁度半分だけ飲んでますが、まだ多いようです。

なぜ多いと感じるかというと、今朝はまだ4時間しか寝ていないのに朝の5時半には目覚めて起きて活動を初めてしまったからです。何を急いでそんなに早起きするんだか、と自分でも思うけど、これが躁なんですね。

それで昼間に眠たくなって、安楽椅子でyoutube見ながら気絶しちゃうのがお決まりのパターンなのです。

 

とにかくエビリファイを減らしていくしかないのだけど、半減期が60時間もあって安定して定着するまでに約2週間もかかる粘っこい特性なので、毎日できることは変化していない程度に微減することだけです。離脱症状は怖いです。このクスリの症状は詳しくは知りませんが、かつて飲んだ精神系のどの薬も多かれ少なかれ苦しみを与えてきます。お医者もそのあたりはよくわかっていないようで、最初にかかった時に何も教えてくれなかったから、クスリを止めたとき2~3日だけど未体験ゾーンな苦しい絶望感を味わった。それが離脱症状であると知ったのはずっと後のことでした。

 

そういうことでまだまだ躁転は続きます。

怖いのは早起きより衝動買い。すでに一件やらかしているからね。

 

 

躁転記念に買ったギターは・・・・・・

茶木と言うメーカーは今はもうないんだけど、日本のギター製作の歴史の上では欠かすことができない存在なのです。

 

1974年まで茶木弦楽器製造会社のエレキギター担当は辻四郎という方でした。同氏はこののち独立されて工房を構えることになり、日本を代表するジャズスタイルギター製作の第一人者となっていきます。

 

さて、ボクの躁転をきっかけにして我が家へ流れ着いた茶木のギター。上に書いたような経緯は後から調べてわかりました。そうなってくるとボクのギターは辻氏が手掛けたものであるかどうかが気になります。

 

楽器に残された唯一のエビデンスはこの銘版だけなので、辻氏の工房HPから「茶木P-4Mのs/n000655は貴方が作られたものですか?」とダメ元で問い合わせてみました。すると意外なことにすぐにお返事をくださり「シリアルナンバーでは分からないので、ギターの写真を、細かいところまでわかるものを何枚も送ってほしい。」と乗り気のご様子。

そこで写真を10枚くらい送って差し上げたところ、翌日に直接電話をくださいました。これは間違いなく自分が製作したものであるとのことでした。神と会話すること5分。ややややや~~辻四郎の新品は現在ウン十万円もするのだけど、これはその50年もののビンテージですよ。。。。ということはウン十万円+αの値札が付くのか??

 

ギブソンのレンファーガソン、フェンダーのジェイWブラック、ジョンイングリッシュ、ジーンベイカーといった人たちが作った楽器はギブソンやフェンダーのブランドで売られてもプレミアが付いて取引されている。今回の状況も同じではないのか??

なんだか夢のある話になってきたね。

 

 

デレクショービンの刑期確定 (少し修正)

今日法廷でデレクショービンの刑期が告げられました。

禁錮22年6か月とのことです。意外に感じる短さですが、これでもミネソタ州では破格の長さらしいです。

ミネソタには死刑が無く一番重くて禁錮40年のようです。

 

日本にいるとアメリカの人種問題の空気感が分からないので、この事件も単にひとつの人種問題と理解して終わりにしてしまいがちですが、ボクはそんなに簡単なものとは思っていません。

人種問題は厳然と存在し、そのうえ白人警官は制服を着て公然と武装し手錠を持って黒人を狩ります。尋問理由も逮捕理由も後からどうにでもなることなので、目に留まった少しでも挙動が怪しい黒人は片っ端から検挙しているんだろうと、想像に難くありません。日本で言えばクルマのスピード違反ネズミ捕り検挙みたいなもので、挙動不審者検挙数が仕事の成績にカウントされるんじゃないかと勘繰ってしまいます。

 

とりあえず今回ダニが一匹減りましたけど、全米の警官何十万人のうちのたった1人ですからこれだけでは何も変わらないでしょう。

さて一方、デレクショービンはこれから22年6か月もの間、刑務所内で生き延びていけるでしょうか? 刑務所には今まで彼を含む白人警官が検挙してきた黒人犯罪者が沢山収容されているはずです。この新入り白人があのジョージフロイド殺しの犯人だと知ったら、一体何が起こるでしょう???可哀そうだけどすぐに殺されてしまうだろうと思います。

そして「デレクショービン、獄中で謎の死を遂げる」ってマスコミが報じ、これを見た白人警官達が更に厳しく黒人を取り締まることになるのです。(映画の見過ぎですかね)

 

一体どうすればいいのか、ボクにはわかりません。

でもとにかく今回の裁判は公平適正に行われて良かったと感じました。こういう暴力的な対立であっても理解を深め少しずつでも問題が解決していってくれることを祈ります。

 

 

ガス器具メーカー団体の策略にやられた

うちにはここに越してきて間もない頃に買った、中古のガスオーブンがあります。

ずーっと長いこと床埋め式のガス栓の真上に置いて使ってました。

 

それがコロスケの起案でダイニングキッチンをリフォームすることになりました。

オーブンの移動距離は1.5メーター位だけど、通路を挟むし窓も干渉します。

必要なホースの長さを計ってみたら8メートルも。。。

 

さてどういうパーツを買えば良いのかとネットで調べてみると、どうやらガス管企業とガス器具企業が裏で手を組んだようで、器具とガス栓の接続は専用の高額な規格品を使わないと繋がらないシステムになってしまっていた。

というかそういうことを知らなかったのはうちが古い建物だったからで、世の中はとっくにそうなっていた模様。

最初にこれをオーダーしてみた。

右端についているカプラーは今も使っているもの。

左端のは見たことなかったが、今時のガス器具はみなこれらしい。これは切り落として普通に差し込んでホースバンドで留めましょう。

お値段は2890円。

 

ところが届いてみるとホースが細い。外径自体がゴムホースの内径近くまで細いので、これをオーブンにつなぐのは無理。

ああ、困った困ったとつぶやきながらまたネットを徘徊してみると、旧来の器具やガス栓を現代版のホースにつなぐためのアダプターが売られていることがわかった。

左の太い側をオーブンのガス口にねじ込み、右側にホースをカチッと取り付けるという塩梅である。

お値段は1180円。二つ合わせて4070円也

ちなみにこのホースの商品名は、「ガスコード」だそうです。無茶苦茶電気器具を意識しているよね。

 

ここからは個人的なつぶやきのレベルだけど、、、

ガス製品に携わる人にとって最大優先課題はガス漏れ事故の撲滅だというのは想像に難くない。だから家庭用ガス製品メーカーとしてはよりガス漏れが起こりにくい商品を開発し続けることが重要である、ってなお題目を並べてこの「ガスコード」の企画に取り組んだんだと思う。

だけど実態は、ガス器具って電気製品より構造が単純で簡単に壊れないから、ぶっちゃけた話たいして儲からない。じゃあこういうアイデアはどうだ? ということで売上額の水増しを狙って「ガスコード」の話がまとまったと。

ボクのエンジニアの目で見る限り、この商品に高度だったり特殊だったりの技術は何も使われていない。制約があるとすれば何十年もじーっと動かずにガスを漏らさず役目を果たし、外したいときには確実に簡単に外れるように、錆びや腐食や風化が出ない材質をえらび、冷蔵庫の足の下敷きになっても涼しい顔をしていられるような製品にする配慮は必要でしょう。

 

さて昔のゴムホースってお値段は幾らなんでしょう?

昔街の金物屋で量り売りしてたから、150円/mくらいかななどと頭の中で呟きながらネット上を探すのですが、無い、ありません。。。!!!

徹底して市場から払拭してしまったんですね。まあ確かに経年変化でヒビ割れが起きたりもするから危険といえば危険ですけど。

 

うまいことやったな、一般社団法人日本ガス石油機器工業会

 

  

 

躁転記念だな、このギターは

買っちゃいました、ヤフオクで。

 

国産の古いメーカーで今はもう無い「茶木」。

「値段の割にいい」と伝説のように言い伝えられてきたけど、届いた楽器を見て「どういう値段にしたらこうなるんだ?」と言いたくなるほどセットアップが滅茶苦茶。

 

「よくまあこんなセッティングで今まで弾いてましたねえ。」と言いたくなるほど無茶苦茶。

ネックとリアピックアップの高さがどうにもちぐはぐなので、ピックアップエスカッションを削って収めましたよ。

 

ピックアップを外したついでに記念撮影。

 

ヘフナーのコピーだと思われるけど、磁気回路的に何だか不思議な構造なのだ。

一応自分的にはなぜこれでハムキャンセルできるのかわかったので、一人で納得。

ヘフナーと言うことはドイツ人が設計したんだろうな。

ベンツ、ビーエム、アウディ、ポルシェ、ワーゲン、ボッシュ、ライカ、ノイマン、ラムシュタインと質実剛健なイメージなので、多分そんなかんじなのでしょう。音は明日出します。

 

 

 

 

 

中出六太郎の塗装

16年前に書いてますが、愛用しているクラシックギターの名前が中出六太郎といいますww

 

(上記リンク記事に書いてありますが)当時リペアに出して、全塗装だったら30万円と言われたことと、高級ギター販売店のお兄さんに「六太郎は低音が弱いでしょ」と言われたことがそれ以後ず~~~~~っと頭の片隅に残っていました。

 

そして今、リペイントを自分でやることに決めました。

16年かけて知識を蓄え続け、特に途中で登場したyoutubeのお助けは大きく、もうスタートを切っても大丈夫だろうというところまでイメージトレーニングが出来上がりました。

音色に強く影響を与え、お客さんから見えるところということで、トップ面だけまずやってみることにしました。

 

今日はまず旧い塗装を1/4ほど剥がしました。画像で見るとボディの右上だけ色が白っぽくなっているのがわかります。

昨日試しにアセトンで溶かしながら拭き取ってみたんだけど、木の表面の細かい凸凹から完全に拭い取ることができなかったので、今日はステンレスの150㎜物差しをスクレーパー替わりにしてみた。これが正解でした。両手で持って中央近辺を少しベンドさせて、凸側でちょりちょりちょりちょりと旧い塗装に当てていくと、少しずつ削れてくれます。

 

このスクレーパーテクニックはかつてフェンダーカスタムショップにまだJ.W.BlackやJohn Englishがいた頃、工場見学ビデオを見た時、ネックシェイプの整形などにガラスプレパラートを使って木を少しずつ削っていくというテクニックを目にしていたのを思い出したのでした。

最近読んだ記事でもラッカー塗装は剝がしやすいので、ヨーロッパでは100年単位の古い家具を何十年単位で何度も何度も剥がしては塗り直すということを繰り返し、それによって味わいが深まるとあったので、あまり難しく考えずにザクっと作業してみたら正解だったという感じです。

 

また動きがあったら記事にしましょう。